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●Ch Haut Brion 1954


*シャトー・オー・ブリオン 1954

最高によかったです!ピークの様でピークでないワイン。このままいつまでも続いていきそうな味わい。

ちなみに、ロバート・パーカーの本に書いてある、1954年ボルドーのコメント     
 収穫量:少なかった。
 重要な情報:ぞっとするような気象条件のもとで遅摘みされたひどいヴィンテージ。
 飲み頃:今でも飲む価値があるものとは思えない。
 価格;何の価値もない

そこまで書かなくても・・・って気がしますが、
一般的評価としては確かにそうなのかもしれません。

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味のコメントはうまく出来ませんが、印象に残ったのは、まじりっけがない。なんともいえない甘味、酸が全く出ている様子はないし、ダメな要素(ピークということではなく劣化という意味で)も微塵も感じられない。時間をおいても全く落ちていく感じを受けない。とにかく印象に残るワイン。

ワインの出来としては、1954年というとても厳しい環境の中で生まれたワイン。本来の‘オー・ブリオンらしさ’はないのかもしれません。しかし、1954年というヴィンテージでこうした味が今残っているということ、それもまたオー・ブリオンらしさなのかもしれません。
いずれにせよ今年の締めくくりは素晴らしい【オー・ブリオンの1954年】でした。

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コルクは折れた状態・・というか、スクリューを差し込む時に、「チョン」とコルクに触れただけでコルクが「すー」っと瓶の中に落ちていきました・・。(飲み終わった後、取りだしましたが折れてしまいました)コルクの状態もピークの為(50年代以前のワインは)、こういうことはたまにありますが、それでもワインは生きていたので幸いでした。
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by mesnilid | 2006-12-31 20:02 | ワイン